北海道みらい法律事務所
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若手弁護士から修習生へのメッセージ

就職にあたり地方を視野にいれた理由を教えて下さい。

もともと、弁護士一筋で勉強していたのではなく、全く別な職業を経てきたことから、弁護士になるのであれば、普通の弁護士にはなりたくない、というひねくれた気持ちがありました。ただ、弁護修習も始まっていない頃で、そもそもふつうの弁護士が何をやっているのかわからない状況で、どんな事務所で働くのがいいのか、明確なビジョンを持てずにいました。

そんな折、当事務所の増川弁護士と話す機会があり、「室蘭に弁護士はたった4人しかいない、数が少ないということは、一人の弁護士がその街に与える影響力は、良くも悪くも非常に大きい」、という話を聞きました。
室蘭の弁護士は、当時の増川弁護士が最年少で30代後半。弁護士としての経験が何もなくても、20代の自分が飛び込むことで、これまでの弁護士のイメージを新たに変えられるのではないかという根拠のない自信と期待が強く湧いてきて、室蘭という町に強い関心を持つようになりました。
そこから特に悩むことはなくなり、当事務所への就職を決めました。
執務状況

弁護士1年目からみた都会と地方の違いは何ですか?

当然ですが、都会と地方の決定的な違いは、市民と弁護士の数にあります。
札幌弁護士会の会員は770人ですが、うち730人近くが本庁に所属しています。単純に札幌の人口で割ると、弁護士一人あたりの人口は2650人です。(参考までに、大阪だと2000人、東京だと760人です。)
室蘭の弁護士は5人であり、室蘭市の人口9万人として、弁護士一人当たりの人口は、1万8000人。弁護士一人あたりの人口比は格段に違います。

その結果として都会の1年目の弁護士と比べて経験できる内容と質は大きく違います。
・法律相談の機会が圧倒的に多い
基本的に本庁と同じような、法律相談センター、市町村相談は勿論、周辺自治体への出張相談もあり、これを基本的には市内の弁護士で回しています。1年目からかなりの数の相談の経験を積むことになります。
・受任事件の幅が広い
弁護士を専門分野で選ぶ環境にないため、弁護士側も専門外だからと言ってほかの事務所を紹介するわけにはいきません。1年間で相当数の種類の事件の経験ができます。
特に、国選・私選問わず刑事弁護の依頼は非常に多いです。
・裁判所からの仕事が多い
  破産管財人や成年後見人、特別代理人等の仕事の配転等、都会ではベテランの先生に配転される事件も1年目から配転されます。
  
また、弁護士のみならず、法律の専門家が少ないため、弁護士には、法的サービス全般に対するニーズが非常に高いです。
そのため
・学識経験者として自治体が設置している委員会・審議会といった委員会への委嘱
・各団体への講義・講演活動
・FMラジオ出演
…ゲストでの出演のほか、昨年より、当事務所の番組「弁護士みらいカフェ」のパーソナリティーとして30分番組を作っています。
などといった、法律の専門家ゆえの依頼も広く受けています。
年々、活動の幅がひろがっており、依頼されるたびに、町になじんできたという実感をもつことができます。
地元のFMラジオ曲にレギュラー出演

給与・待遇について

当事務所の給与形態は、1年目は事務所から「基本給30万円+事務所歩合給」で計算される事務所給与と、個人事件の売上の2種類に分かれます。
事務所歩合給とは、基本給とは別に、事務所に入ってきた事件について、自らも事件処理に参加したものについて、事務所が得た収入の2割を支給します。
例えば、一月で、自分が関与して処理した事務所事件の売上が200万円あった場合は、
基本給30万円+歩合給40万円=70万円」が収入となります。
ですから、自分が手がける事件が多くなるほど、給与は上がる仕組みになっています。
また、個人事件の受任も可能です(国選弁護や、法律相談センターで個人で受けた事件については、経費として5割を納めていただくことになります。)。

当事務所では、歩合給の変動により毎月の給与額も変動するため、事件の着手や解決が多い月は潤い、着手金や報酬金が生じない月は少ないという、独立した際の弁護士の収入に近い感覚を経験することができます。もっとも、今のところ、事務所、個人共に事件の依頼がなくて困ったという時期を経験したことはありません。
自分の努力に見合った額が月毎に反映されるという点で、非常にモチベーションにつながる給与体系だと思います。

その他の待遇としては、弁護士会費と札幌での研修などの交通費について事務所負担となります。

特に、一年目は、本庁での研修が多く、全て出ようとすると交通費が大きな負担になりますが、当事務所では、自己研鑽、委員会活動については進んで励んで欲しいという意味で、交通費については全額負担をしています。


事務所の一番の魅力はなんですか?

当事務所で一番誇れるべきところは、人間関係の良さであると思います。
増川弁護士は、人との関わりについてとにかく熱い弁護士です。
増川弁護士の口癖の一つに、「当事務所に関わるスタッフが幸せになるような事務所を作りたい」というものがあります。
いつもイソ弁の私を含め、事務所のスタッフに常に気を配ってくれるおかげで、私も未熟ながらも、地方での重圧につぶされることなく、3年目を迎えました。
起案や依頼者対応について、とても厳しくもありますが、自分では気づかないところについて細かく、時間を掛けて指摘をしていただいています。
一年目の時は、どうしても初めての経験ばかりで自分の仕事について自信がないため、周りの状況に自分の判断が流されてしまい、危うい場面に陥ることもありましたが、転ばずに来れたのは、その都度適切にみてもらえたからだと思います。

もう一つ、欠かせないのは、事務職員の皆さんの存在です。
入所当時は、当然ながら新人弁護士より、事務職員の方が圧倒的に実務に精通しており、新人弁護士はボス弁や兄弁よりも、事務職員の皆さんから学ぶ点が多々あると思います。
私も、入所当時は書類の提出ルールとか、破産や個人再生の申立など一切分からない状態で大変苦労しました。そのような中辛抱強く、優しくサポートしていただき、今も事務スタッフの優しさに甘えているところです。
修習生の皆さんには、ぜひ、増川弁護士や私だけではなく、事務員さんを含めた雰囲気を体感していただきたいです。

最後に一言

弁護士人生において、最初の事務所選びというのは非常に重要です。
だからこそ、時間をかけてでも、妥協することなく選ぶべきだと思います。
本庁所在地で修習や勤務をしていると、どうしても地方のイメージが薄くなってしまいますが、室蘭は、一人一人の弁護士に求められるものが多い分、沢山の経験の場とやりがいがあり、弁護士1年目を迎えるには非常にいい環境です。
室蘭では、まだまだ私たちではカバー出来ない法的ニーズがたくさんあります。
実務経験がなくとも、たくさんの人が新しい弁護士さんを必要としています。
研鑽の機会は、事務所ではなく、町全体が与えてくれるのです。
当事務所はいつでも事務所訪問は大歓迎です。ぜひ、気軽に当事務所、そして、室蘭の町の空気を味わいに来てください。

就任時に地元新聞に写真付きで報道
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